今すぐに会社を辞めて、一生のんびりと暮らしたい。だが完全にリタイアする金はない。そんな人が選ぶのが、物価の安い東南アジアでの暮らしだ。
2000年の半ば頃、「タイで外こもりをしよう」と煽っていた人物がいた。外こもりに関しての著書も出していた人物だ。これは安田誠さんのことでしょうか。
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皮肉にも出版直後に著者の安田誠氏が殺害されたことで、ちょっとした人気本になっているようです。そういう不純な(?)人気を差し引いても、外こもり生活のハウツー本としてなかなか優れた内容の良書だと思いました。 「外こもりってなに?」という人はいきなり本書を読むのではなく、 『日本を降り...
この人はタイで暮らす他人の金までFXで運用して吹き飛ばして、怒り狂った2人の男に殺された。殺人の動機は怨恨でしたか。てっきり安田氏の資産を狙った犯行だと思ってましたが。
アーリーリタイアして「東南アジアで暮らしながらFXで金を稼ぐ」というアイデアは多くの働きたくない30代、40代を惹きつけたが、そのほとんどは成功していない。そりゃそうでしょうね。FXやデイトレのようなゼロサムゲームで金を稼げると考えるほうがどうかしています。
2011年7月7日の朝日新聞は、現地の妻に現金も貴金属もすべて持ち逃げされ、不動産は借金の担保として入れられて取られた49歳のアーリーリタイアした日本人男性を取り上げていた。充分な資産がある日本人男性が現地で妻を娶ってしまう…。これをカモネギ行為と呼ばずして何と呼びましょう。孤独耐性の低い人は、この男性を反面教師にして自分のトラップ回避術を磨けばいいんじゃないですかね。
彼は充分な資産があったが、何もしないうちにフィリピン妻に一切合切を持ち去られてしまったのだ。
男性に限らず、日本ではサッパリだった人が海外に出ると急に異性にモテたりする現象は、明白な危険信号です。
資本主義の社会の中で「稼ぐのを止める」というのは、よほどの資産がない限りは許されない贅沢であると考えるべきだ。いやいや、そうやって無駄にハードルを上げなくてもいいのでは…。泳ぐのをやめると死ぬマグロじゃあるまいし。
生涯支出を上回る資産を先に稼いでしまえば、誰でも「稼ぐのを止める」ことは可能です。資本主義社会では許されないというのも真逆で、私有財産権が尊重される資本主義だからこそ、過去の稼ぎの一部を保存しておいてあとで使うこともできるのです。共産主義社会で同じことができるとは思えません。
第一、必要な分だけ稼ぐ生き方を「贅沢」と形容するのは、贅沢の意味を履き違えていると思います。
ぜいたく【贅沢】とは。意味や解説、類語。[名・形動](スル)1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「贅沢を尽くす」「贅沢な暮らし」「布地を贅沢に使った服」「たまには贅沢したい」2 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「贅沢を言えばきりがない」「贅沢な望み」[派生]ぜいたくさ[名]ぜいたくざんまい【贅沢三昧】贅沢のしほうだいをすること。「贅沢三昧に暮らす」ぜいた... - goo国語辞書は27万語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。
1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。必要な程度をこえてもまだ金を稼ぐのを止めない生き方の方こそ「贅沢」なんです。必要以上に金銭や物を使わない節約系早期リタイアは、その対極に位置しています。
この記事、そんなに間違ってはいない様な気がします。気軽に考えすぎている人がいるので警鐘を鳴らしているだけではないかと。
返信削除「アーリーリタイアが許される人」の条件に、
「(3)寿命から逆算して緻密な収支計画が立てられる人。」というのがあります。ブログ主さんがまさにこれに該当してますよね。「見習いなさいよ」って書いてる様に思えました(^_^;)
そうかなー。
返信削除俺は笑ってしまったけど。
一番大事なことは、失敗したって大丈夫ってこと。