2019年8月30日

中田敦彦のYouTube大学を視聴した感想

中田敦彦氏の動画より。



とりあえず3本ほど見ましたが、さすがプロ芸人だけあって喋りの上手さと、難しめのテーマの中にもしっかりお笑い要素を入れてくるところが素晴らしいですね。

ただ、内容的にはイケハヤ大学の方が上かな。

中田氏の動画は、予備知識がほとんどない人にもとっつき易い反面、大胆に説明を省いたり正確さを犠牲にしている部分があるかなと感じました。

Libraのところで最後に、「国家vs巨大企業の大戦争」という分かりやすく大衆受けしそうな対立軸を強調するあたりも、かなり違和感がありました。
俺たちのお金は今、俺たちのものじゃないかもしれない。この人たち(Libraコンソーシアム)が運命を握っているかもしれない。だから目を逸してはいけない。
確かに国家が牛耳っている今の状態に比べれば、巨大企業が牛耳る方がまだマシとは思いますが、それでは未だに俺たちのお金を俺たちの元へ取り返したことにはならないですね。

もし巨大企業が国家との戦争に勝利し、Libraがその国の法定通貨を駆逐したとしても、通貨の発行主体が国家から企業へ移っただけであって、中央集権的な仕組みが温存されている事に変わりはありませんので。

企業が発行する暗号通貨なんてものは、結局国家によって規制されるリスクと常に背中合わせです。発行主体が存在せず、規制することが極めて困難なBTCなどの暗号通貨とは、本質的に別物である事を理解する必要があります。

日本には悪名高い金融庁がいるので、世界でLibraが動き始めても日本国内では何らかの規制が掛かって使い物にならなくなる未来しか見えません。国家と真正面から戦って企業側が勝つことは非常に難しいと思います。なぜなら、国家には権力(強制力)があるけど企業には無いからです。

なんだ、それじゃあやっぱり大人しく法定通貨を使う未来しかないのか…。と悲観するのはまだ早いと思います。

分散台帳技術をベースにした分散型金融(DeFi)やWeb3.0が普及し始めると、そもそも国家vs企業といった覇権争い自体が無意味になっていくのです。なぜなら、中央がいなくてもお金や情報がP2P、C2Cで直接やり取りできるようになるからです。そうなって初めて、個人のお金や情報のコントロールを本人の手の内に取り戻したと言えるのではないでしょうか。

これらのテーマについては中田氏の動画ではまだ全く取り上げていないようなので、今後その可能性に気付いた彼がどのような動画を上げてくるのか楽しみです。

参考ツイート:
参考記事:
Web3.0というコンセプトについて考えていきます。WEb3.0って?まずは前提知識から。ブロックチェーン技術の浸透によって、Webは「3.0」にシフトする可能性があります。 Web1.0(1995〜2005):ホームページ時代 Web2.0(2005〜2018):SNS時代 Web3.0(2018〜
www.ikedahayato.com

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