2020年9月15日

アキラ先輩の投資戦略動画を見た感想

YouTubeより。



「海外移住志望者の投資戦略」というタイトルに惹かれて視聴してみたものの、特に海外移住とは関係のない万人向けの無難な内容だったのは残念です。せめて、彼がフィリピンで使っている証券口座の紹介ぐらいはしてほしかったですね。

基本的にはバフェット太郎さんという方の受け売りと思われますが、次のような方法が紹介されています。
・「4%ルール」に基づいてリタイア生活を設計するとよい。
・ドルコスト平均法による米国S&P500インデックスETF(VOO)への積立&ホールド

4%ルールというのは初耳ですが、こんなルールとのことです。
4%ルール:資産運用をしながら年間4%以内で取り崩していくと、30年以上資産が尽きることがほぼない。たとえば年間生活費300万円なら金融資産7500万円でセミリタイアできる。
仮に資産運用の実質リターンが0%の場合、4%ずつ取り崩していくと100÷4=25年で底をつくことになりますが、実質リターンがプラスになることが期待できるので、その時期を5年以上延ばすことができる、という話でしょうか。

しかし、その方法で死ぬまで資産が持つ確率は結局、リタイア年齢次第で大きく変わることになるのでは。たとえば35歳でリタイアしようとしている人に、4%ルールを当てはめるのは無謀に見えます。

インデックスETFの銘柄ですが、VOOよりもVTI、VTIよりもVTを選びたいですね。いくら時価総額比率が圧倒的だからって、たった一つの国、その中のたった500社にリスクを集中するのはいただけません。全世界の会社に分散するのが基本だと思います。

30:05あたりからの
「資産を現金のまま持っていたら確実に価値が減っていく。(中略)株を持つのはただの消去法」
という考え方には大変共感しました。現在選択可能な資産としては他にも色々ありますけど、株式以外はどれもクセが強くて上級者向けだと感じています。

あとやっぱり、彼がかつて11億円持っていたときに今の金融リテラシーを既に持っていれば、どれだけ豊かな暮らしができただろうか…、などと考えてしまうのは、怠け者の悪い癖でしょうか。本人はサラリーマンに戻れてむしろ幸せそうなので、大きなお世話でしたね。

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