ツイッターより。
働かないでよいベーシックインカムのはずが、さらりと竹中平蔵氏は福祉抹殺ベーシックインカムに変えてきたな。福祉憎悪の思想でもあるのか。
— うえしん (@ueshinzz) September 24, 2020
「働かないでよいベーシックインカムのはず」というのはよくある誤解で、ベーシックインカム論とは元々公営福祉制度の一本化による効率化を目指すものですから、「働くor働かない」という視点では中立です。
竹中平蔵氏がBIの概念を独自改変したのではなく、彼はおそらく10年以上前からずっと基本に忠実なBI論を主張してきたにもかかわらず、天然社会主義者だらけの日本ではBIが変テコな概念にすり替えられて伝搬しているように見えます。中には、現行制度を温存したままBIを上乗せせよなどと、方向性が180度違うことを言い出す人もいるのだから驚きです。
実際、彼は福祉そのものを「抹殺」せよなどとは言っていないはずです。彼が抹殺したいのは公営福祉の非効率であって、つまりは行政による中抜きや裁量権を最小化しようとしているだけでは。
「福祉憎悪の思想でもあるのか」とおっしゃいますが、根底にあるのは公務員による膨大な中抜きへの正当な批判です。公営BIでも福祉の押し売りである点は同じですが、中抜きが激減したり行政の裁量が排除できる分、その方が遥かにマシな福祉制度になると考えるわけです。
逆に、現行の公営福祉のコストをこれだけ強制徴収されながら、さらには今後ますます負担増になる見込みと知りながら、それでもなお現行制度を礼賛し、無理矢理にでも維持しようと考える人の方がどうかしていると思います。
参考ツイート:
「(実験的に)ベーシックインカムをやります」
— (若)年寄 @リバタリアン地方公務員 (@numawkdsyr) August 21, 2020
という国・都市の話が時々出てくるけど、それ以外の福祉・社会保障給付を全廃してベーシックインカムに整理・一本化しないと意味ないのよ。
事業をやったりコロナがあったりすると、本当に困ってる人にじゃなくて、うまく書類を書いた人のところに補助金が行くのを実感してるから、
— セミリタイア九条 (@kuzyofire) September 15, 2020
補助金とかじゃなくてベーシックインカムのほうがいいと、最近思う。
ベーシックインカムより負の所得税のほうが理想的だと思うが、後者は所得を把握できるか、前年度所得で計算するのかなど現場レベルの問題が山積。BIなら何の工夫も要らない。年金も生活保護も失業手当もやめられる。初めて聞いたときは驚いたが、今は肯定派。
— 故郷求めて (@furusatochan) June 6, 2016
公営福祉、公営保育、公的医療制度などで行われているものと同じだね。
— ユキノシバリ (@yukinoshibari) June 13, 2020
全て廃止するべき。 https://t.co/RsuqnKDO9t
年金と生活保護廃止の上でベーシックインカムを提案とか、竹中ちゃんとBIが何か分かってるじゃん。国家が国家である限り徴税を停止するのは無理だから、集めた税を無差別に配ってあとは完全無視、という小さい政府志向の施策。少なくとも社会保障守った上でBIを!とか言ってる勘違い連中よりはマトモ。
— 鬼一祐一 (@ki1yu1) September 24, 2020
今の50歳以下は、払った年金保険料よりはるかに少ない年金しかもらえない。20歳以下の生涯所得は60歳以上より1億円少ない。誰でも毎月7万円もらえるほうがましだとは思わないのか? pic.twitter.com/hwkPHSpYGz
— 池田信夫 (@ikedanob) September 24, 2020
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