彼のリタイア失敗シリーズの動画は3本見たのですが、最大の謎だった11億円が一体どこへ消えていったのかについて、明言があったのはリーマンショックで3億円溶けたことだけで、それ以外については自分でも把握していないとのことでした。使途不明金8億円って凄いなと思ったものです。
その使途不明だった部分についてですが、この動画を見てやっと察しが付いたと言いますか、「やっぱりそういうことだったのね…」と納得できてしまいました。
「フィリピン移住」が失敗する理由は次の5つだそうです。
(5)歓楽街に住んではいけない
(4)英語とタガログ語をちゃんと勉強していない
(3)安易な儲け話に乗ってしまう
(2)フィリピン人と同じ目線でつきあうことができない
(1)クリエイティブな生活を送る準備ができていない
ああ、なるほど。残りの8億円があっという間になくなった理由は(5)と(3)でしょうね。毎晩歓楽街へ繰り出して酒と女を買うような浪費体質であったり、金を借りに来た知り合いにホイホイ貸してしまったり、イラク・ディナール投資詐欺に何千万円も突っ込んで紙くずにしてしまうようなファイナンシャル・リテラシーの持ち主ならば、何億円持っていようと底をつくのは時間の問題では? 完全に本人の資質の問題であって、早期リタイアや海外移住が原因で生まれた問題ではありません。
ちなみにイラク・ディナールの件が投資詐欺だと推定できる理由は、2004年以降は為替レートがほぼ変動しておらず、たとえばFXで通貨を買って持っていただけなら紙くずにはなっていないはずだからです。
(1)も前回触れたように、早期リタイア適性の低い人だけが準備すべき要件でしかなく、これもフィリピン移住とは無関係です。
この内容の動画に「~移住が失敗する理由」というタイトルが付いているのはミスマッチだと感じました。「浪費体質の私がリタイアしてフィリピン移住したらこうなった」の方が適切だと思います。
参考記事:
最近、高齢者や震災後不安をターゲットに、外貨を使った詐欺が急激に増えているという。弁護士の紀藤正樹氏がその新たな手口を明かす。***外貨を使った投資詐欺の“エサ”として登場するのは、スーダン
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