2021年1月10日

ハイパーインフレになったジンバブエ・ドルは「復活」したのか?

ツイッターより。 

シンプルな自虐ネタで8万いいね獲得は凄いです。

マジレスすると、「ジンバブエ・ドル」という名前の通貨は2015年に廃止されているので、「交換レートが復活」は有り得ません。検索上位に出てくる為替サイトは当時のレートを表示しているだけだと思います。主さん安心してください。29万円ではなく、ヤフオクで旧100万ジンバブエ・ドル札を買って渡せばOKです。500円ぐらいでしょう。

参考記事:

ウィキペディアを読むと、ジンバブエ・ドルという名前の通貨は1980年に導入されてから2015年に廃止されるまでの間に4度もハイパーインフレを起こし、そのたびに新通貨への切り替えを行ってきたことがわかります。切り替えの際、もちろん旧通貨は無効化されます。

記念に取っておいた超高額面のジンバブエ・ドル紙幣持ってる俺って大金持ちじゃん!的なコメントしてる人たちは、無効になっていると知ってて敢えてノリツッコミしてるだけでしょうね。

でもこんなコメントしてる人もいて、温度差に驚きます。

何度ハイパーインフレが起ころうと、その都度旧通貨を無効にして新通貨へ切り替えるだけで「正常化」したことになるらしいです…。さすがMMTerを名乗るだけのことはありますね。まさかとは思いますが、旧通貨の価値が本当に復活したと思っている可能性も微レ存。

こんなに何度もやらかしている政府が発行する通貨を、誰が信用しますか。案の定、2019年に導入されたRTGSドルとかいう現行の通貨も、めでたく年率300%のインフレだそうで。そのくせ導入当初は外貨の使用を禁止してたらしいです。国民は地獄ですね。

どうせまたインフレが止まらずに最後は紙切れ→廃止になる未来が見えます。そろそろ学習してもいい頃でしょう。政府による統制をやめて、人々が使いたい通貨を自由に選べるようにすべきではないでしょうか。

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ツイッターを眺めているとこんなツイートが目に入ってきました。 それと、もう一度言いますが、あなたの言ってる「お金」はいったい誰が作り、誰がその信用を担保しますか? https://t.co/Dlb1OmUzDo — 住友陽文 (@akisumitomo) 2017年7月22日 ...
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