2010年6月2日

自由時間の使い方

もう先々月になりますが、読者のたんぐろーさんからメールで次のような質問をいただきました。
自分は現実にリタイヤできる立場になり、最近よく考えることがあります。それは労働しないことによって浮いた時間で何をやろうかということです。
自分の好きな趣味や読書に没頭するのも有意義だとは思いますが何か孤独で寂しい感じもします。
やはり、以前に遊民さんが紹介した岬龍一郎氏の「欲しがらない生き方」の本で紹介されていた「①自分の好きな事で、②仲間と繋がり、 ③そこで評価されるような活動」をやるのが良いのではと私も思うのですが、「高等遊民のように知的で自由な生き方を志して」いる遊民さんは日頃どう考え、具体的にどういうことをされているのでしょうか?その一端でも日記でご披露いただけると嬉しく思います。
質問されて改めて気付いたことは、私は「自由時間に~をしたい」という意識を、今のところほとんど持っていないということです。そもそもの早期リタイアの動機からして、積極的に何かしたいことがあるからではなく、私にとっては単なる金銭獲得の手段に過ぎない労働から解放されたいからでした。この考え方はリタイア以前の段階から現在に至るまで一貫しています。(ただし、高々10年程度変わっていないだけなので、この考えが一生続くかどうかはわかりません。前回の記事にも書いた通り、過去の自分の言動に自分を縛り付けないのもまた、自由の条件です。)

なので、自由時間が何かの目的達成の手段だと考えている人にとっては、私のような生き方は手段が目的化しているように映るに違いありません。そこはもう価値観、人生観の違いとしか言いようがないんですが、高等遊民の定義に照らしてみると、
高等遊民 - Wikipedia
高等遊民はなんら生産的な活動をせず、ただ日々を雅やかに過ごしたり、学問の延長として己の興味のある分野(趣味の活動を含む)を追い求めていたりした。
雅やかかどうかはともかく、なんら生産的な活動をしないことにおいては自信があります(笑)。私の場合、当ブログの記事やブックマークが「己の興味のある分野」ということになりますか。本物の高等遊民たちの生き方と、さほどギャップが有るような気がしないのですが、いかがでしょうか。


で、私が実際に自由時間に何をしているかについてですが、正直言いますとプライベートの垂れ流しになりそうなので書きたくないです。
ヒントとしては、最近セミリタイアされたPALCOMさんの
PALCOMの海外投資塾 早期セミリタイア後の友
月曜日-親の様子を見に行く(図書館は休館)。往復65kmの移動は、基本的に自転車(当然、無料です)とする。
火曜日-図書館で勉強する。
水曜日-日帰り旅行に出かける。
木曜日-図書館で勉強する。
金曜日-金曜日は映画が安いので、洋画を見て(字幕は見ない。)、リスニング力をアップさせる。
土日-嫁と過ごす(以前と変わりなし。)
を半分ぐらいに間引いた感じをイメージしてもらえば、それほど外れていないはずです。PALCOMさんは
結構、やることが多く、忙しいです。
という感想を持たれていますが、私は基本的に暇なことが大きな違いでしょうか。

1 件のコメント:

  1. こんばんは、私の場合は図書館・ジム・映画館・博物館(美術館)ですね。
    ジム・映画館・博物館(美術館)は年間パスを買って通っています。
    体力と知力(一般教養)は年をとると、みるみるうちに低下していくというのが実感です。

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