2010年6月25日

早期リタイアを目指すサイト

そのものズバリの看板を掲げるブログを見つけました。

最初の記事には次のように書かれています。
早期リタイアを目指すサイト» Blog Archive » 時間は有限
そして、ここで一番言いたいことは何かというと、「お金は時間の関数である」ということです。成人男子が一人で生きていくのに少なくとも20万円程度、月にかかるとしましょう(個人差はあります)。その、1ヶ月という時間を自由にする、つまり「買う」ための金額が20万円というわけです。逆に言えば、その時間を得るために私たちは自分の時間を売り飛ばしています。それもかなり安価で。

繰り返しますが、必要以上のお金が要る、ということではないと思います。「労働(自分のものではない時間)から自分を解放する対価」としての金が必要なのです。

このサイトは、そういう意味で「お金」にこだわって作られていきますが、本当にほしいのは「時間」です。
お金と時間、そして労働に対する考え方が私と似ていて共感しました。

お金はあればあるほど良い。これは確かなことだと思います。
しかし、お金を手に入れるためには何らかの代償が必要です。労働という手段を用いてお金を手に入れる場合は、その代償は人生の自由時間を減らすことですが、このトレードオフを意識している労働者は少ないような気がします。

確かに若いうちはお金が乏しく人生の残り時間が豊富な状態なので、時間を売ってお金を買うのは十分に合理的な行動でしょう。私も20代の頃は何も考えずに労働に時間を費やしていましたが、結果オーライでした。ところが人生も後半に入ると、若い頃よりもお金が豊富で時間が乏しい状態に変化しているので、相対的に希少になった時間を売ってまでお金を買う必要があるのかどうか、よく考えなければなりません。労働を続けるにしても、まだ目標までいくら足りないという計算に基づいているならいいのですが、何も考えずに惰性で続けているとしたら、必要もないお金のために希少な時間を失っている可能性があります。時間の売り過ぎは、後になってから気付いても買い戻すことができないという点で、お金が足りなくなるよりも恐ろしいことだと思います。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。時々拝読させていただいておりました。
    おっしゃるとおりですね。セミリタイアがこんなにいいものかと自由に時間が使えることを満喫しています。
    大事なことに気づかせていただきありがとうございました。私は30代中ばですが、この年でも若さをとりもどしたいなあとつくづく思います。

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