ツイッターより。
藤巻さんに勝って頂かないと、私も困ります。何のために資産の殆どをドルに換えたのか、意味がなくなってしまいますから。
— Hiroshi Kukita (@HKukita) November 14, 2020
藤巻さんもなかなかの負けず嫌いなのか、超円安になるという予想に相当の自信があるようですね。
しかし、そもそも円をドルや暗号通貨に替えておく目的は、円暴落リスクのヘッジだったはずです。他人の予想や資産配分と比較して勝ち負けを気にするのって、なんかおかしいのでは。
『折角大津波に備える防波堤を作ったのだから、大津波が来てくれなければ困る』とは言わないんじゃないのかな?
— 軍師 (@tigeronpass11) November 14, 2020
円高くらいで済めば安い物。
こういうことですよね。
リスクヘッジには相応のコストがかかるので、そのリスクが具現化しなければただ無駄なコストを払っただけのように見えるものです。保険料と同じですね。
強固な防波堤を作ったが待てど暮らせど大津波が来ない、というシナリオも当然あり得ますが、それはそれで何が困るのだろうかと思います。円高になれば円建ての資産残高は減りますが、その程度の損失で生活が破綻するようなら「資産の殆どをドルに換えた」のは、リスクヘッジのために別のリスクを取りすぎた、という話になるのでは。だからドルMMFだけでなく株式や暗号通貨にも分散しておく事が望ましいわけです。
大津波が来なければ、防波堤を作らずにのほほんと暮らしていた人々の運用成績には負けることになります。彼らは全財産を日本円に集中投資するというリスクを取っていたのだから、的中したときの見返りが大きいのも当然と言えましょう。
株式投資でもリスクの集中で凄まじいリターンを叩き出す人々がいます。インデックス投資家は彼らに勝てませんが、そもそも取っているリスクが違うのだから当たり前としか思わないです。
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