2008年11月27日

分散投資の効果

ホンネの資産運用セミナー | 分散効果を疑え? より。
今回のサブプライム危機では株式、債券、商品が同時に下がったため、分散投資は間違いとするコラムが多く出された。しかし、分散効果は常に異なる動きをするわけではない。もともと異なる値動きをするかどうかは確率的な話でしかない。

したがって、ある一時期の事例をもって分散は意味がないと結論付けるのはあまりに性急過ぎるのだ。分散効果を理解せずに、分散効果を否定しないでほしいものだ。
その通りだと思います。

元記事では、今回の金融危機で「どう分散してもキャッシュ以外はほとんど減価している」という事実から、「分散投資は効果がなかった」と結論付けているわけですが、このような捉え方をする人は、そもそも「分散投資の効果」とは何なのか、勘違いしているのではないでしょうか。

分散投資とは、「すべてのクラスのリスク資産が同時に減価することがない」などという効果をもたらすものではありません。分散投資にそのような虫の良い効果を期待する人は、相関係数が限りなく-1に近い資産クラスの組み合わせでもない限り、期待する効果が得られるはずがないことを理解すべきです。

分散投資の効果とは、集中投資よりもリターン/リスク比を最適化できることに尽きると思います。それだけでも十分にありがたい話です。相関係数が高くなって効果が減少することはあっても、効果が永久に消えて無くなることはありませんから。

分散投資の効果が減少した → 分散投資の意味がない → 分散投資をやめてバフェットさんの真似をする

という発想ほど無意味なことはないと考えます。

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