p.168
この人たちの言う「自由」って、マネー資本主義社会の中だけの自由じゃん。ここは本書で数少ない、同感じゃなかった箇所。
お金がないと自由になれないなんて、超不自由!
私がずっと知りたかったのは、お金がなくても自由になれる方法でした。
私の感想は逆で、お金があれば自由になれるなら、既に相当自由な社会だと思います。広い世界に目を向けると、お金があっても自由になれない人たちもいるということを、ちきりんさんの本を読んで知りました。
資本主義社会の外に出たら本当の自由があるはずだ、という思想の行き着く先は、それを試みてきた人類の歴史を見ればわかるように、自由とは程遠い社会でした。自由市場の存在を前提とする資本主義は、もともと個人の自由との親和性が非常に高いのです。結局、資本主義社会の様々なメリットを賢く利用し尽くすことが、個人がその短い人生の中で自由を獲得する最短コースではないかと思います。
関連ツイート。
同意。資本主義は闘う相手ではない
"どう生きるにしても、資本主義(というかそれによって局所的にもたらされている富)は倒すのではなく、うまく利用したほうがいい"
「資本主義との闘い方」より - 10万円で家を建てて生活する寝太郎のブログ http://t.co/91eh8VlhAt
— 遊民 (@yumin4) 2014, 6月 2
(つづく?)
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