2015年11月21日

『20代で隠居 週休5日の快適生活』 大原扁理 (著) その5



p.131
 こうして、だんだんと、アルバイト以外の時間をほぼひとりで過ごすようになっていきました。
もともと自分といるのが快適なので、私にとってはとても自然なことだったのでしょう。
ひとりで本を読んだり、ひとりで料理をしたり、ひとりで音楽を聴いたり、ひとりで映画を観たり……。
高校卒業後3年間は、こんな感じの生活だったそうです。
なぜか本人はこの時期をやや自虐的に「ひきこもり」だったと振り返っているのですが、客観的にはフリーターですよね。孤独好きのフリーター。何の問題もありません。

p.134
 誰にも会わず、外にも出かけず、ただひとりでいることに熱中するのは、どこまでも限りなく楽しい体験でした。
p.138
 誰にも会わずに、自分の好きなことだけをして終わっていく一日。まじサイコーです。
同感。孤独って本当に素晴らしいものだと思います。
人は放っておくと自然に孤独を求めるのか、それとも他者との交流を求めるのか。言い換えれば内向的か外向的か。同じ隠居系の生き方をしている人でも、ここで性格が大きく二分されると思うんですよ。大原さんや私は前者、phaさんや山崎寿人さんは後者という風に。

私は前者の性格の持ち主のほうが無職の適性が高いと思っています。
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p.142
 そういうわけで、私の好きな言葉は「ハタチ過ぎたら人生引き算」。
(中略)
今すぐやらなくていいことを、バシバシ引いていって、あとに残ったものからどうしても死ぬ前にやっておきたいことだけをするのです。
早死にリスクに備えるには最適な考え方だと思います。
正直、20歳からだと少し早過ぎるような気がする私は、もう少し長生きリスクにも備えておきたいというバランス感覚の持ち主だからです。

バランス感覚は人それぞれですが、長生きリスクを重視する一方で、早死にリスクは軽視(あるいは無視)するの人の方が、世の中には圧倒的に多い気がします。
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(つづく?)

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