2008年6月5日

早期リタイアした理由

私は40代前半ですが、会社員をリタイアしました。
今までコツコツ積み上げてきた資産があれば、今後50年以上無収入で生活しても資産が余ることが計算できたからです。

現在手持ちの資産の評価額を集計し、年間生活コストを過去の実績から見積もり、資産運用の平均利回りやインフレ率は少し悲観的な数値を使ってエクセル(*1)でシミュレーションした結果、資産の変動はこんな感じのグラフになります。
資産変動グラフ

このグラフで資産がピークに達するのは80歳のときで、それ以降はインフレがじわじわ効いてきて減っていくというシナリオです。
男性だと80歳まで生きる確率は50%程度でしょうから、このシナリオ通りならば資産を残しすぎて死ぬ可能性が高い、という贅沢な心配をしなければなりません。

したがって、これ以上収入を得るために自分の時間を犠牲にする理由が見当たらないということです。
若い頃は自由な時間の価値なんて考えもしなかったのに、人生の折り返し地点を過ぎた年齢になると、時間の価値が相対的に上昇していくのを実感します。長いと思っていた人生も、意外に長くないことに気付きます。
残された時間を自由に使って人生を楽しみたいと思います。

(*1)ここで使用したエクセルファイルは、以下の本から拝借して少し改造したものです。



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