2008年9月18日

長期投資家としての考え方

株安が止まりませんね。
昨年今頃のピークからもう1年も下げ続けています。ブラックマンデーのような瞬間的暴落よりも、こういう下げ方のほうが心理的負担は大きいような気がします。どこまで下がるかわからない不安や、今この瞬間も目減りしている資産を守りたいという気持ちから、心の中に売りたい衝動が湧き起こるのも無理はないと思います。

しかし、その衝動を抑えきれずに実行に移そうとする前に、初心に帰って次のことを考えてみてください。

なぜ株式というハイリスクな資産クラスを、わざわざポートフォリオに組み入れようと思ったのでしょうか?

もちろん答は人それぞれだと思います。
私の場合、こちらのブログに書かれているような過去200年間の実績に基づく株式長期投資のアドバンテージに賭けようと思ったからです。
逆に、実際には投資資金を引き上げるまでの時間は有限、長くてもせいぜい30年ですから、株式投資した人すべてが報われるわけではないということです。
と書かれている通り、これは一種の賭けです。ギャンブルです。ただし、この本に書いてあったように世界で最も有利なギャンブルです。なにしろ年平均の期待リターンが+6%~7%(インフレ調整後)もあります。世の中でギャンブルと呼ばれているものは、期待リターンがマイナスなのが当たり前なのに。

そして、このギャンブルの結果は、あと20年ほど待たなければわかりません。結果が出る前にやめてしまうのなら、最初から投資すべきではなかったのです。

結果がどうなろうと、20年後にこの記事を見直した自分は何を思っているのだろうかと、今からとても楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿