2008年9月22日

米国Interactive Brokers証券



黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 至高の銀行・証券会社編』一通り目を通しました。
初めて海外口座開設に挑戦しようという人は、ぜひ手元に置いておきたい本です。すでに海外口座をもっている人には、知っていることの方が多いと思います。

Interactive Brokersの送金先が国内にあることを利用した格安海外送金方法は、ネット上ではけっこう古くから知られていましたが、ついに本に書かれてしまい、今後有名になりすぎて良くないことが起こりはしないかと、少々複雑な気持ちです。
ちなみにp.241ではシティバンクから国内送金せよと書かれていますが、p.161のQ132に書かれている通り他の銀行からでも可能ですので、口座を持っていないひとがわざわざシティバンクに口座を開く必要はないでしょう。

そのInteractive Brokersの情報がやや不完全と思われるので指摘しておきます。
1ヶ月の手数料が30ドル以下の場合、月10ドルの口座維持手数料が発生する
30ドル以下という条件は、リアルタイム・マーケットデータをsubscribeしている場合にのみ適用される例外的なものだと思います。

基本的にはRequired Minimumsの"Activity"タブに書かれている通り、Activity Fee Minimum = 10ドル で済みます。この10ドルは最低Activity Fee、つまり、1ヶ月に支払った手数料が10ドル未満の場合に、その額と10ドルとの差額が引き落とされて、支払った手数料をちょうど10ドルにするという意味ですので、「10ドルの口座維持手数料」という訳は不適切ではないかと思います。

3 件のコメント:

  1. >ぜひ手元に置いておきたい本です。
    本のタイトルをおしえていただけないでしょうか?

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  2. masaさんコメントありがとうございます♪
    記事の冒頭にアマゾンへのリンクを貼っていたのですが、イメージリンクなのでわかりにくかったようですね。
    テキストリンクを追加しておきましたので、参考にしてください。

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  3. 了解しました。
    どうもありがとうございます。

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