2008年9月20日

『最後の授業』



ユーチューブに日本語字幕付きの動画があるので、まだでしたら先にそちらを見ることをお勧めします。

動画を見てもあまり心が動かされなかったという人は、ここでさようなら~。

動画を見て思わず泣いてしまったという人には、お勧めです。図書館で借りるなら3ヶ月待ちは覚悟の上で、今すぐ予約を入れてください。

本書には、時間の限られた講義の中で話されなかったことがたくさん出てきます。

膵臓癌の発見からわずか1年の間に、手術と苦しい闘病生活を経て、肝転移が見つかって余命3ヶ月~6ヶ月の宣告を受けるわけですが、その前日に遊園地で彼が奥さんに言った言葉が印象的です。
「明日のスキャンの結果が悪かったとしても、生きていることはすばらしくて、今日ここにきみと一緒に生きていることはすばらしいという気持ちを、きみにも知っていてもらいたい。
 どんな結果を知らされても、その瞬間に僕が死ぬわけじゃない。翌日も死なないし、その次の日も、その次の日も、まだ死なないだろう。
 だから今日は、いまこのときは、とてもすばらしいね。僕がどんなに楽しんでいるか、わかってほしいんだ」
それから、講義の最後に奥さんとハグしたシーンで、奥さんが囁いた言葉まではさすがに録音されていませんでしたが、本書にはちゃんと書かれています・・・シンプルな言葉ですが、泣けました。

私も、今この瞬間こそが幸福なんだと思いながら生きていこうと、あらためて考えました。

2 件のコメント:

  1. youtubeの動画見ました。
    本も購入するつもりです。
    素晴らしい話を紹介して頂きどうもありがとうございました。

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  2. takuyaxさんコメントありがとうございます♪
    お役に立ててよかったです。

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