先日読んだこの本の筆者である下川裕治氏ら3人が、東京からトルコまでバスを乗り継いで移動した記録です。旅行記と呼ぶのがためらわれるほど、ひたすらバスに乗って移動することが目的の旅だったようで、時に苦行と呼べるほど過酷な道中だったことがよく伝わってきます。
自分ではなかなか体験できないようなことが、こうして写真付きで淡々と語られていると、思わず笑ってしまいます。たとえば、
・ニンニク満載のラオスのバス。通路に寝る車掌。
・インドのバスは追い越す時ひたすらクラクションを鳴らし続けるのだが、クラクションのスピーカーは車内に向けて取り付けてある!
・毎日同時刻に一斉に出発するインドのバス。二十年前から時刻の改正は一度もない。
等々、それぞれの国で不思議な常識の洗礼を受ける様子がとにかく面白くて、一気に読みきってしまいました。
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