もしあなたが「ファイナンシャル・リテラシーってなに?」というレベルの人なら、とりあえず読んでおくべき良書のひとつです。あるいは、橘玲氏の『臆病者のための株入門 (文春新書)』と内容が似ているので、そちらを読んでもいいと思います。
本書に書かれている程度の基礎的なリテラシーを持たずに、それなりの資産を築くことは難しいでしょう。投資をして資産を増やす以前に、弱肉強食の資本主義の世界を生きていくために必要不可欠なリテラシーです。
以下のようなシンプルかつ重要なメッセージが数多く含まれています。
ギャンブルは「国家が愚か者に課した税金」
投資の場合、期待リターンがマイナスのものには絶対に手を出してはいけない
「投資のプロってどうやって利益を上げているのですか?」
(中略)
答えは「投資のプロは利益を上げていない」です。
ポートフォリオを組むことによるリスク分散効果というのは、マーケットで未来永劫なくなることのない唯一のフリーランチなのです。
インデックス・ファンドの投資家は、市場参加者の血の滲むような努力と多大なコスト負担にタダ乗りできてしまうのです!
0 件のコメント:
コメントを投稿