2008年7月22日

『一生お金に困らない人のシンプルな法則』



ミリオネアになるための実践的なノウハウだけでなく、自分にとって幸福な人生とは何か考えるきっかけを与えてくれる良書です。
《ルボーフの法則》
時間は「アクティブ」に、お金は「パッシブ」に投資する
残念ながら現実には、この逆をやってしまう人が多いようです。
「少なくとも100万ドル」または「あなたの年間必要金額の20倍」を将来に備えて蓄える決意をしてほしい。経済的自由を得るのに必要な額を正確に出すための複雑な式やワークシートがあるが、年間必要金額の20倍という数字は、その正確な数字に近いはずだ。
20倍とは意外に少ない気がします。たとえば40歳でリタイアするなら40倍程度必要だと思います。
永続的な富はすべて貯蓄から始まる。
(中略)
真に裕福な人とお金の罠に嵌っている人の間には天と地ほどの差がある。「持てる者」になるか、「持たざるもの」になるかの決定的な違いは貯蓄をするかしないかである。
倹約ですべてが決まるとも思えませんが、最重要ファクターであることは間違いないでしょう。
投資家には次の3つのタイプがいる。
①株式市場は予測不可能だと心得ている投資家
②株式市場の予測は不可能であるにもかかわらず、自分にはそれができると信じこんでいる投資家
③株式市場を予測できるふりをしている専門家に大金を支払っている投資家

株式市場について言えることが一つだけある。それは、広範囲に分散投資した銘柄を長期間持ち続けることが、他のどんな投資方法よりも確実に稼げるということだ。
インデックス投資家にとっては釈迦に説法でしょうか。
S&P500インデックスに預けた1ドルは、1925年から1995年の70年間に、1,114ドルになった。しかし、その70年間、つまり840ヶ月のうち、最高のリターンを生んだ35ヶ月を逃していたら、その1ドルは10ドルにしかならなかった。言い換えれば、99%の儲けは、わずか4%の時間から発生していたということだ。
インデックスファンドが短期的に大したリターンを生まなかったり、マイナスのリターンになったりするのはむしろ当たり前と見るべきですね。平常心で市場に留まり続けることの重要性を示すデータだと思います。

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